2008/11/08

2007年のお知らせ(終了)

■主催行事報告

★楽器博物館見学 2007年10月28日(日)
 東京・立川市にある国立音楽大学楽器学資料館の見学会が行われました。参加者は非会員を含めて14名、こちらに所蔵されている打弦楽器は10台で、そのうちの7台が常設展示されています。今回の見学は団体見学として申し込み、特に普段展示されていないもののうち揚琴を見たいという希望を出しておきましたので、スタジオに揚琴1台と、登録楽器ではないのですが、スタッフが学生時代に作ったというハンマー・ダルシマーが用意されていました。
 最初にスタジオで見学の諸注意を受け、特別に準備してくださった楽器を見た後、学芸員の方に案内されて展示室を見学しました。展示室の半分はヨーロッパの楽器ですが、そのうちの64台が鍵盤楽器で、部屋の大半がピアノで占められているように見えます。壁面や天井を使いさらに密集棚も利用してぎっしりと楽器が詰め込まれている部屋は、重量制限のため、多人数での見学ができないそうです。ツィンバロムは入口を入ってすぐのところにあり、試奏できます。そのほかの6台は分類別展示ケースの中にあり、触れることはできません。こちらにはイランのサントゥール、インドのサントゥール、スイスのハックブレット、タイのキム、中国の二排碼の揚琴、イタリアで1672年に作られたサルテリオがありました。
 皆で一回りした後は自由に見学し、所蔵楽器データベースを検索したり関連書籍を見せていただいたりして、3時過ぎに解散となりました。

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■会員ニュース

 ハンガリーとスロヴァキアに留学、ディプロマを取得し昨年帰国されたツィンバロム奏者の斉藤浩さんが島根でダルシマーキャンプを開催しました。子どもから大人まで、ハンマー・ダルシマーの美しい響きを満喫したようです。打弦楽器を多くの人に知っていただく良い機会ですね。初めてこの楽器を見たり触ったりする人も虜にしてしまうダルシマーの魅力を、素敵なBGMとともに映像でもぜひご覧ください。

斉藤浩さんブログ
http://blue.ap.teacup.com/cimbalmos/59.html

斉藤浩オフィシャルファンクラブ
http://ameblo.jp/club-cimbalmos/entry-10048032357.html


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■第9回 世界打弦楽器大会開催のお知らせ


第9回 世界打弦楽器大会がドイツのオバーアマガウで開催されます。
開催期間:2007年 10月 3日 (水曜日)~10月 7日 (日曜日)
場所 :Oberamagau, ドイツ
参加費 :会員=125ユーロ 非会員=150ユーロ
ユースホステルでの4泊と食事含む

Oberammergau はドイツ南部、ババリア地方のアルプス山中の小さな町。人口は約5000人なが ら10年に一度行われる大がかりなキリストの受難劇で有名です。
日本からの参加者として、現時点で事務局が把握しているのは以下5名です。
青木陽子(ハンマー・ダルシマー)
小川美香子(ハックブレット)
木下加寿子(ハンマー・ダルシマー)
小堀卓子(ハンマー・ダルシマー、非会員)
崎村潤子(ツィンバロム)、崎村夏彦


世界大会は全世界からさまざまな打弦楽器の奏者と研究者、また愛好家が集う場です。参加者の皆さんは打弦楽器という共通の楽器を通して、有意義な交流をされることでしょう。帰国後には報告会を開催、また会報などでも大会の様子をお知らせする予定です。


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■行事報告


CWA(Cimbalom World Association)コングレス・ビデオ上映会
日時:2007年9月1日(土) 午後2時より
場所:杉並区・永福和泉地域区民センター第4集会室

CWAコングレスの記録映像(下記4回分)の中から、ピックアップして2時間ほどにまとめたものを上映しました。

第4回 ベラルーシ(1997)
第5回 モルドバ(1999)
第6回 ウクライナ(2001)
第7回 スイス(2003)



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■会報第24号発行

2007年8月10日
日本打弦楽器協会 会報24号を発行しました。


打弦楽器ジャーナルは作成中。9月中には発行しますのでお楽しみに。なお、会報で告知する会員のコンサートおよび新譜の情報は常時収集中です。掲載を希望さ;れる方はお早めに連絡を。
メール:info@dulcimer.jp

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■会報第23号発行

2007年5月20日
日本打弦楽器協会 会報第23号を発行しました。


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■総会報告

2007年4月14日(土) 台東区生涯学習センター303会議室にて
日本打弦楽器協会の総会が開催されました。2006年度の活動報告と会計報告に続き、会長交代が承認されました。2003年秋より2回目3年半を務めた加納靖子会長が勇退され、新会長には生明(あざみ)慶二氏が就任。加納靖子氏は名誉会長となります。


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■行事報告

2007年3月21日 東京都狛江市《泉の森会館ホール》にて

加納靖子会長の企画によるサロンコンサートが開催されました。ハックブレットとツィターのソロやデュオ、ヴィオリラとピアノダルシマーの演奏と楽器解説、揚琴による中国;の伝統曲他、そしてピアノと小物打楽器とのコラボレーションなど、打弦楽器を中心にバラエティーに富んだ和やかなコンサートとなりました。


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■打弦楽器見本市 終了報告


 2月10日(土)に開催された「打弦楽器見本市」の報告です。
 開演は午後2時。世界中の打弦楽器が広いホールの周囲に配置され、お客さんはまん中に。13組ものエントリーからなる、日本ではあまり類のない豪華絢爛かつユニークな打弦楽器の展示&演奏会となりました。
 可愛らしいお子さん5名も演奏したツィンバロムから始まり、ハンマー・ダルシマー・グループにツィターとギターとハックブレットのアンサンブル。聴き応えのある揚琴のソロ、揚琴+笛子+二胡・高胡による中国伝統曲。ピアノ・ダルシマーは揚琴とサティを奏で、さらにヴィオリラというYAMAHAで開発された新しい電子楽器とオカリナとともに爽やかな音色を披露してくれました。ティンホイッスルやフィドル、ボウランと一緒にアイリッシュ、そして10年間練習し続けたというバッハのシャコンヌのソロ。スピネットとハックブレットにマンドリンが入ったアンサンブルでは古楽としての打弦楽器の可能性も大きく拓かれました。ハンマー・ダルシマー・デュオやソロでは各自の持ち味を活かし、楽しくまた美しい音を堪能。最後はハンマー・ダルシマーとギター類のデュオ”ダルシカフェ”の素敵な演奏、そして「Golden Slippers」の全員演奏で3時間を超える演奏会が幕を閉じました。楽器ごとに醸し出される音色や曲想の違いに、会場からはため息や笑顔、そして拍手が途切れることがありませんでした。
 お越しくださった多くの皆様、そして創意ある演奏を聞かせてくださった出演者の皆様、ありがとうございました。
 この楽しい試みは大成功。 今後も継続していきたいと思います。
                                     (2007.2.11)

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■協会主催行事のお知らせ

イランの「サントゥール」、中国の「揚琴」、ハンガリーの「ツィンバロム」、ドイツの「ハックブレット」、アメリカの「ハンマー・ダルシマー」などなど、世界の打弦楽器が勢揃いします。しかも演奏と解説付き、実際に楽器をさわって音を確かめ、演奏者とも話してみてください。
もしかしたらタイやモンゴルの打弦楽器も登場するかもしれません。
★ 世界各地の打弦楽器を自由に見て触れてみましょう。
★ 演奏者や製作者と話してみましょう。
★ すぐに弾ける!ミニレッスンコーナーも。
★ 会員・非会員、どなたでも参加できます。


2007年2月10日(土)
14:00~17:00(開場は13:30)
会場:浜田山会館ホール
(最寄り駅:井の頭線「浜田山」徒歩5分)


・当日、直接会場にお越しください。
・参加費:1000円(予約不要)、中学生以下無料
・問い合わせ先:打弦楽器協会事務局長 石井正樹